ロゴ メインコンテンツへ
RSSフィード
「PC/ソフトウェア」に関連する記事一覧

フリーソフトでRAM DISKを作成し、インターネットを高速化

2010/07/05
(この記事の文字数: 2210)

フリーソフトでRAM Diskを作成できることを知り、その導入を試みました。

RAM Diskというのはメモリをストレージ(ハードディスクみたいな記録媒体)として扱うことで、読み込み、書き込みを高速化する技術です。

最初はフリーソフトのGavotte Ramdiskを使おうと思ったのですが、Windows 7 64bitではうまく動かず、システムファイルから強引に警告を無視してドライバーをインストールしてみたら、そのドライバーのシステムファイルが壊れているとのことで、Windowsが立ち上がらなくなりました。

ちゃんとした知識もないのに、強引なことはやめた方が良かったですね。まぁ、こういう失敗も勉強のうちですが。

システムファイルが壊れていると言われたら、もう何をしていいのやらわからず、システムのバックアップファイルからシステムを復旧しました。一定期間のシステムドライブの作業データは失われてしまいましたが、ほとんどDドライブにバックアップを取っておいたので、あまり大きな損害を受けずに済みました。

本当にバックアップの存在のありがたみがこういうときにわかります。


さて、それはさておき、Gavotte Ramdiskはやめて別のフリーソフトを探すことにしました。

そこで見つけたのがBAFFALOのBUFFALO RAMDISK ユーティリティー。

http://buffalo.jp/download/driver/memory/ramdisk.html

割と最近になって、Windows 7の64bit版にも対応してくれたそうです。
ありがたや。

さっそくインストールして使ってみました。



どうやら、256MBまでRAM Diskドライブを作成できるようです。

まぁ、一時保存ファイルを置いておくだけならこれだけあれば十分ですかね。

試しに126MBのRAM Diskドライブを作って、インターネットのキャッシュをそこに吐くように設定しました。

RドライブをRAM Diskドライブに設定しました。

ramdiskdrive.gif

すると、驚くほどインターネットが快適になりました。今まで使っていたハードディスクWD10EARS (1TB SATA300)がいかに低速だったがよくわかります。

もちろんダウンロード自体は遅くないんですが、ハードディスクへ書き込んで再生する処理が遅くて、今までは音楽ファイルなんかをダウンロードすると、何回も再生中に途切れてしまうことがありました。
RAM Diskにキャッシュを出せば、そんなものは一切ありません。そして、ページの読み込みも体感できるレベルで速くなりました。


ネットが遅いと感じている方には、このソフトはおすすめです。


RAM Diskはメモリをディスクとして扱うので、電源を落とせば当然ドライブ内のデータは消えてしまいます。
なので、使える用途は起動中に頻繁に書き込んだり、読み込んだりする必要がある処理だけです。

パソコンの起動が速くなるとか、ソフトの起動が速くなるとか、RAM Diskがあればハードディスクでもコピーが速くなるとか、そういうことは一切ないので、よくわからない人は注意して下さい。

なんかBAFFALOのところにある説明動画が紛らわしい感じがしたので。
嘘は言ってないけど、素人を釣るために騙そうとしてるなぁという感じがしました。


基本的に使えるのは、キャッシュ関連のデータだけです。何度も読んだり書いたりする必要があるときに、それをメモリ上で行えば超高速になるというだけです。

PCの起動を速くしたいのであれば、やはりSSDを購入するしかないですね。私もそろそろ購入しようかと思います。


それと話は変わりますが、インターネット業者の営業マンには素人を不安にさせて、契約をさせようとする営業マンがいます。
私のところにも来ました。というか、本人がよくわかっていないだけなのかもしれませんが。

基本的にネット回線なんて8MB/sもあれば十分だと思います。
私はそれで一切困らないと思いますし、現に今、全く不自由していません。

それなのに、8MB/sではインターネットを快適にするには遅い、値段的にもこちらの50MB/sの方にした方が絶対に良い、と営業マンにものすごく食い下がられた記憶があります。

まぁ、確かに実際は8MB/sの回線は8MB/sも出ていないとは思いますが、普通にWebページを回ったり、音楽を聴いたりするレベルなら1MB/sでも出てれば十分なんじゃないかなと正直思いました。

私はこれこれこういう理由で50MB/sも必要ないと説明しました。それでも食い下がるので、8MB/sで十分です、もしやってみて不満があるようならもう一度プランを変えて契約しなおしますと断りました。
しかし、もし何も知らなければおそらく50MB/sの回線にしていたでしょう。

基本的にネットが速くても、結局遅いのはディスクの入出力なので、そこを速くしなければ、結局体感速度は変わらないのです。

相当重い動画を頻繁にダウンロードしようというなら話は別ですが、お金を余計に払って必要以上の回線速度を得ても無駄なようにしか思えません。


ということで、ネットが遅いと感じる方は、回線を速くするのではなく、まずはRAM Diskなどを試して、ディスクからの読み込み速度を向上させてみることを試した方が良いです。


私の場合みたいに遅いディスクを使っている方は高速になったことを十分に体感できるはずです。


  このエントリーをはてなブックマークに追加  

<<「PC/ソフトウェア」の記事一覧に戻る

「PC/ソフトウェア」の前の記事 >>

コメント(0 件)



コンテンツロード: 0.0076 sec
Copyright(C)2006-2024 puarts All Rights Reserved