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FaceGen Modellerを利用した顔モデル自動生成

2011/02/07
(この記事の文字数: 914)
FaceGen Modellerというソフトウェアのお試し版を使って顔特徴量に基づく顔モデルの自動生成の実験を行ってみました。

FaceGen Modellerサイト
http://www.facegen.com/modeller.htm

今回も前に2視点画像からの3次元モデル復元実験時に協力してもらった友人に実験台になってもらいます。次のような前から撮影した画像と横から撮影した画像の2枚の画像を使います。




このソフトは人間の顔の特徴パラメータに基づいて顔モデルを自動生成してくれるソフトです。このソフトには与えられた写真(前、右横、左横の3枚)から人間の顔特徴パラメータを自動で調整してくれる機能があります。
写真を与えてやると、あとは目や口元などの主要な特徴点を選択してやるだけで、自動でその写真の人物に似た顔モデルの特徴量を計算して自動生成してくれます。
計算時間の数分間がどんな顔モデルができるのか少しわくわくしてしまいます。
 

そして結果は次のようになりました。

generatedModel.jpg

そこそこ似てる?スキンヘッドなのでちょっとわかりづらいですが、髪の毛つけたら結構似てるんじゃないかと思います。お試し版なので、おでこに文字が入ってしまいますがテクスチャも勝手に作ってくれるので楽チンです。なんか人造人間みたいですね。笑

このソフトは2011年2月7日現在で299ドルなので、学生でも手の届く価格です。

映像業界ではコンテンツの立体化やディスプレイ解像度の増加などに伴ってコンテンツ制作コストが増えていしまっているという面もありますが、こういう自動生成技術がもっと普及して、少しでもデザイナの作業量を減らせるようになっていくことを期待したいです。

技術の閾が下がれば、プロのデザイナに限らず、一般の方でも簡単にコンテンツが作れるようになっていきますね。そのようになれば、コンピュータに精通しない分野の方でも映像などが簡単に作れるようになり、きっと世の中にどんどん素晴らしいコンテンツが生まれることでしょう。
私もそのようなテクニックフリーとでもいいましょうか、無知の表現者が自分のアイディアや想像力をフルに発揮できるような未来の技術開発に貢献できればと思っています。

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